ウルトラトレイル・マウントフジ STY 2015(レース編その2)

ウルトラトレイル・マウントフジ STY 2015

画像



前回記事のA8出るところからの続きです。

A8山中湖きららで家族も起きてる頃だったので自宅に電話をしてみたら、みんなかわるがわりに電話に出て話をしながらも元気をもらい、ラスボスの杓子山に向けて出発します。
辛いときに家族の声援は本当にありがたい。

寒いのと雨も降ってるので、パタゴニアのジャケットを脱いで、ノースのレインを着用。
ここのコースは1週間前に試走をしたところなので勘所もアリですが、なにせ試走した時は昼間、今は夜中!
ということで、だいぶ様相は違いますね。

石割の湯を通りながら、石割山を登ります。
「あー、風呂入りてぇなぁ」と独り言を言ったつもりが、周りの人から激しく同意され、束の間の笑いを共有します。

神社を通過する際にちゃんと一礼をし、その後もガシガシ登るとあっというまに山頂に到着。
山頂は本来なら眺めはいいはずなのに、当然、何も見えず、また山頂に留まると寒いので、そのまま二十曲峠へ向かいます。

ここの下りは試走時は結構走れたのですが、渋滞発生で全然走れず。
渋滞の先頭はUTMFの人が歩いてる感じですが、まぁ我慢してそのまま進み、結局そのままA9二十曲峠エイドに到着。
結局1時間半もかかってしまった。。。
まぁしょうがないと思い、トイレとエイドをすまします。

ここでは、大好きな豆腐が出ました。
美味しすぎで、おかわり!
コーラとアミノ酸を飲み、水も補給し、杓子山へのぞみます。

エイドを出るときに、Yくんの知り合いのエイドボランティアの方(カエルの格好をしている)とお会いします。
実はカエルはあんまり好きではないのですが、この時ばかりは全く気にならず、その方からパワーをもらいます。
後で知りましたが、2泊3日でテント泊でこのボランティアをしてくれているらしいです。
本当に頭が下がる思いです。
我々はこういう方々に走らせてもらってるんですね。
本当にありがたいことです。

<二十曲エイドにて>

画像



A9二十曲エイドを出ると、あとは杓子山までずっと登り。
途中何か所か岩をよじ登りますが、試走もしていたし、雨ですべることもなく、そんなに問題ないですが、とにかく渋滞です。
まぁしょうがないですね。

堪忍して補給をしながら順番待ってますが、自分の前に、すごい小柄な女性が、ふんふん言いながら岩をよじ登ったりしてるので、がんばってねーとついオジサン魂で声をかけちゃいます。
しばらくすると、闇の中から、カーーーーンと杓子山の鐘の音が聞こえてきます。
もうすぐ頂上、がんばりましょう!と励まし合いながら、登って下ってを繰り返し、山頂に到着。

もちろん、僕も鐘を鳴らします。
山頂に着くと、少し胃が気持ち悪いのに気づきます。
あと、眠いのと転んだところも少し痛みます。
ちょっと凹み気味ですが、この後、富士小でみんな待っててくれると思ったら、すぐ立ち直ります。
ヘッドの電池を交換し、ジェル補給、すぐさま杓子山を下ります。

杓子山の下りは結構走れました。
オオダワナイトランで教えてもらった下りの走り方(体重を前にかける)を実践、結構急な坂でもなんなく走れます。
明見の舗装路までは結構飛ばしますが、舗装路に出るとまた疲れと眠気がどっと。
5kmほど走ってようやくA9富士小エイドへ。

すると、Yくんに加え、若き血の変態アスリートO山くん、Nくんも待っててくれてました。
もう2時くらいで眠いだろうし、小雨も降ってるのにもかかわらず、本当に元気が出た。
少し涙でそうになったけど、ここはガマンじゃ。
エイドでは吉田うどんを平らげ、コーラとアミノ酸、水分補給をするのと、心配なのでハンドライトの電池も交換。
ここではYくんに代わり、Nくんが献身的にサポートしてくれます。
嬉しい限り。

最後に3人と会話をしてしっかり握手。
3人に見送られて最後の霜山へ向かいます。

<富士小学校エイドにて>

画像



エイド出るときに、ドMのO山君にニヤニヤしながら「実はここの登りエグイんだよ~、楽しんじゃってね~」と言われますが、その時はそんなに気にせず「ありがとー」と言ってエイドを出て走ります。

その数分後に、その意味がようやくわかります。

急です!
しかも、泥で足が取られて歩きにくいし、滑るし、これはドM冥利に尽きるわー。
さすがに疲れて、途中一時休憩し、また再開を繰り返しながら、山頂に到着。

山頂に到着すると、ボランティアの方が「ここで登りは終わり。あとは河口湖まで下ってビクトリーロードですよー!」
って叫んでます。

よしっ!最後の下りは飛ばそう!
ということで、ガンガン飛ばして下ります。
途中、外国人選手と一緒になりますが、何言ってるかわからないけど、彼もアドレナリンたっぷり出ているみたいで興奮しながら下ってます。

そんなこんなで河口湖のロープウェー乗り場あたりまで降りると、あとは河口湖大橋に出て、橋を渡ると八木崎公園まであとわずか。

最後のランを惜しみながらも、最後は全力疾走しようと思って、河口湖大橋から最後の力を振り絞って走ります。
もうこの辺りからは選手も明るく、抜かすたびに「お疲れ様」とお互い声をかけあいながら健闘を讃えます。

そして、ゴール手前で、なんと朝からずっとサポートをしてくれたYくん登場。
手を振ってこたえます。

前方にカップルでゴールしてる風な人がいたので、ゴール手前で少し待機。
後ろを見ますが誰も追ってこないので、ゆっくり両手を挙げてゴールテープを切ります。
その瞬間、つい、声にならないような雄たけびを叫んでしましました。

16時間41分07秒

画像



結局、スタートからゴールまで、ずーっと小雨状態、途中少し普通に降ってることもあったけど、こんな悪条件の中で目標タイムである17時間を切れました。
応援してくれた家族や友人、みんなのおかげ、運営やボランティア、沿道で応援してくれたたくさんの人のおかげ。
そんなことを考えてたら、Yくんが登場。
顔を見た瞬間、なんか自然に涙が出てしまい、そして、Yくんも一緒に泣いてます。
「おれなんか走ってないのに涙出てきたよー」と言ってましたが、あなたは僕と一緒に走ってくれたよ。
本当にありがとう。

写真を撮ってもらい、着替えをして、ようやく携帯を見ると、なんと奥様からLINEが。
「完走おめでとう」
朝5時前なのに起きてたの?
心配してたのかな。
なんかいつも勝手なことばかりしててスミマセン。
でも、ありがとう。

こうして、初めてののウルトラトレイル・マウントフジ・STYが終了しましたが、自分自身では新たな挑戦の始まりだと思ってます。

100マイラーになりたい!

画像



試走&準備編はこちら

レース編その1はこちら

----------------------------

以下、ランナーズアップデートの記録

測定ポイント スプリット ラップ 通過時刻
START 00:01:22 12:01:22
A5 IN 01:16:21 1:14:59 13:16:21
A5 OUT 01:24:34 0:08:13 13:24:34
A6 IN 04:05:03 2:40:29 16:05:03
A6 OUT 04:23:07 0:18:04 16:23:07
A7 IN 05:28:57 1:05:50 17:28:57
A7 OUT 05:58:23 0:29:26 17:58:23
A8 IN 08:03:42 2:05:19 20:03:42
A8 OUT 08:24:10 0:20:28 20:24:10
A9 09:50:58 1:26:48 21:50:58
A10 IN 13:40:56 3:49:58 01:40:56
A10 OUT 13:56:53 0:15:57 01:56:53
Finish 16:41:07 2:44:14 04:41:07

画像




"ウルトラトレイル・マウントフジ STY 2015(レース編その2)" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。